BORABORAなBlog

享（Tooru）の幼馴染みの方と、Kenjiと先週の土曜日、お墓参りに行ってきました。

折しも前橋の七夕祭り市内は混雑。さらに、前橋市内、右折禁止とかが多くて余所者にはちょっと運転しにくいのです。カーナビの指示通りには進めず、意図しない細い道に入ってしまいました。

どこかで見たことがある軒並み。辺りの町名を見ると、享の実家の近くを走っていることを教えてくれました。

ほんの数十秒の出来事でした。まったくの偶然だったのかもしれませんが。なにか見えない力を感じました。

意外なお話も幼なじみの方から伺いました。「ほんまかいな？」って話でしたが、今では本人に確かめることもできませんが・・。お芝居の勉強をしにロンドンに行くって言ってたらしい。「夢を追いかけるのなら僕は応援するよ。僕は階（きざはし）になるって言ってました。
そういえば、ロンドン、パリ、ウィーンって一緒に行った時も、お芝居の話していたっけ。

7年前のあの夏も、8月の下旬には一緒にロンドンに行く段取りをしていました。ANAにキャンセルの電話を入れるとき、堪えきれずに泣いてしまって、電話の向こうでオペレータが困っていました。

翌年、ロンドンに行ったとき、享の遺影を持って行きました。彼が見たがっていたシェークスピアの舞台を、シェークスピア劇場で見てきました。4時間を超える上演時間。半分以上、居眠りをしていたのですが。。。享はしっかり見ていたでしょうね。

明日一日は、青年座（脚本家・演出家）の井上享であり、僕の最愛の人である甘えん坊の享のことを思い出してくれたらうれしいです。享年40歳。（2006年7月10日朝7時半過ぎに没）

彼の思い出は今でも心の中に。

そしてKenjiが言ってくれました。「次はいつ来れるかな？」って。ありがとう。ありがとう、